幻の・・ルルド巡礼
西アフリカへはロンドン経由だったこともあり、帰りはフランス南部にあるルルドという巡礼地に寄って帰って来る予定でした。ルルドは、今から150年前にマリアが現れ、マリアの言葉通りに掘ったところから湧き出た水で病いが癒えるとされていて、世界中から巡礼者や闘病者が訪れるところです。
シエラレオネからロンドンに入ったのが9月11日、パリ行きのユーロスターの切符を買って、学生時代の後輩と久しぶりにランチを楽しんだ後、ユーロスターに乗ろうと待っていたとき・・・突然アナウンスが流れ、ユーロトンネルで火災があって今日はユーロスターの運行はすべて取りやめですとのこと。パリからルルドまで巡礼者御用達の夜行列車を予約していた私、翌日にユーロスターが回復することを祈りつつ、フランス国内でのチケット変更に必要と思われる証明書を受け取るのに2時間、その日のロンドンのホテルを予約するために2時間並び、へとへとになって夜遅くホテルに辿りついたのでした。
翌日もユーロスターは動かず。。飛行機に切り替える乗客も多かったのですが、教皇がルルド入りすることでホテルや列車の予約が難しいことが容易に予想できたこともあり、翌朝ユーロスターが動かなかった時点でルルド行きを諦めました。
とっても怠惰なクリスチャンだからか、信仰がらみのことは1度でお恵みが降りてこないことが多い私。「時」を読むのがかなり苦手なのでしょう。戦国の武将が座禅で精神統一をはかり無我の境地となって戦い時を見計らっていたように・・・というわけにはそうは問屋が卸さないようです。難しい。きっと私にふさわしいタイミングでまた訪れる機会があるわ~と気を取り直して、ロンドンでのんびりして帰ってきました。
ロンドンで、西アフリカにスーツケースも含めて洋服など置けるものをすべて置いてきたこともあり、持っていたスポーツバッグでは少し小さいので、記念にバッグを買おうかしらとハロッズでキョロキョロしていたとき・・今回の旅行で主に使おうとしていたクレジットカードがないことに気づき大慌て。巡礼の代替が買い物ではバチがあたったのかもしれません。慌ててカードを止めて、警察で証明書をもらい事なきを得ましたが、買い物は一切やめることにしました。前回ロンドンに行ったのは、テーブルセッティングにハマッていた頃だったので食器やテーブルウェアなどを見て回ったことを思い出し、アフタヌーンティーでお茶をしては・・・あのときの展示はティーのテーブルだったわ!とかカトラリーを見ては、こういうのはまだ持ってないわ・・・と吸い込まれるように懐かしい自分に戻ってしまいました。
帰国後、アフタヌーンティー、テーブルセッティングのお稽古事、テーブルウェア関係のものにご縁が集まっていて、アフリカ帰りなのに・・・なぜか?アフリカとは無関係のテーブルセッティングやアフタヌーンティーのことで始動しています。巡礼は流れたけれど・・・お恵みってこういうことなのかしら?アフリカで本能的な勘を養って、自分が本当に導かれているものに進もうとしているのかしら??などと自分では解釈しておりますが。。。
カードを失くしたこともあって、鉄道関係の払い戻しも通常よりも2手間かかってしまいました。足止めをくらったのが、ロンドンでなくてパリだったら・・・きっとこんなにスムーズに色々な手続きが進まなかっただろうと思うと、色々とあっても最後の最後でどこか守られているな~と旅を終えたのでした。
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